GUIDE FOR OWNERS

運営代行の契約タイプ — 準委任とマスターリースの違い

2026公開日 更新日

運営を任せる契約には、大きく分けて二つの形があります。運営を代行してもらい売上は自分に入る「準委任型」と、会社に建物ごと貸して固定賃料を受け取る「マスターリース型」。どちらを選ぶかで、受け取る収入の性質も、負うリスクも変わります。

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準委任型とは、どういう仕組みですか

運営の実務を会社に任せつつ、売上や費用は自分(オーナー)に帰属する形です。会社には運営の対価として手数料を払い、実際の稼働がそのまま自分の収益になります。稼働が伸びれば取り分も増える一方、閑散期の下振れも自分が受けます。数字が見えやすく、運営の実態を把握しやすいのが特徴です。

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マスターリース型とは、どういう仕組みですか

会社が建物を一括で借り上げ、オーナーには毎月決まった賃料を払う形です。売上は会社のものになり、稼働の良し悪しにかかわらずオーナーの収入は一定。安定はしますが、稼働が伸びても賃料は増えません。空室のリスクを会社が負う代わりに、上振れの取り分も会社に移る、と考えると分かりやすいです。

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どちらが、自分の物件に向いていますか

「安定」を取るか、「実態に応じた収益と透明性」を取るかの選択です。決まった額が読める安心を最優先するならマスターリース型。運営の中身を見ながら、稼働に応じた収益を得たいなら準委任型が向きます。近年は、準委任型に一定の下限(最低保証)を組み合わせ、透明性と安心を両立させる設計もあります。自分がどこに安心を置きたいかで決めてください。

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契約タイプによって、税務など変わることはありますか

契約の構造によって、税務の扱いが変わる場合があります。とくに海外にお住まいの(非居住の)オーナーでは、源泉徴収などの取り扱いが契約タイプで異なることがあり、注意が必要です。ここでは結論を断定しません。実際の扱いは、物件・契約・居住状況によって変わるため、税理士等の専門家に個別にご確認ください。契約タイプを決める前に確認しておきたい論点として、頭に入れておくことをおすすめします。

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契約前に、確認しておくべき点は

形にかかわらず、確認したいのは三つです。売上・費用・賃料の帰属が明文化されているか。解約や更新の条件、最低契約期間はどうか。そして、解約したときにOTAアカウントやデータ、清掃の手配がどう引き継がれるか。これらが契約前に文書で示されていれば、後からの認識のずれを防げます。詳しくは管理会社を選ぶ前の7つの基準も参考にしてください。

FAQ

よくある質問

準委任型とマスターリース型の違いは?

準委任型は運営を会社に任せつつ売上・費用がオーナーに帰属し、稼働に応じた収益を得られます。マスターリース型は会社が建物を借り上げ、オーナーは固定賃料を受け取る形で、収入は安定する一方、上振れの取り分は会社に移ります。

どちらが自分に向いていますか?

安定を最優先するならマスターリース型、運営の透明性と稼働に応じた収益を求めるなら準委任型が向きます。準委任型に最低保証を組み合わせる設計もあります。

契約タイプで税務は変わりますか?

契約構造によって税務の扱いが変わる場合があります。とくに非居住のオーナーでは源泉徴収などの取り扱いが異なることがあり、結論は物件・契約・居住状況で変わるため、税理士等に個別確認が必要です。

契約前に確認すべき点は?

売上・費用・賃料の帰属、解約・更新・最低契約期間の条件、解約時のOTAアカウントやデータの引き継ぎが、契約前に文書化されているかです。

契約タイプは、どちらが優れているという話ではなく、自分の望む収入の形に合うかどうかです。仕組みと数字の帰属を、契約前にはっきりさせておきましょう。